- ダイエットを初めてみたいけれど、お肉は食べたい。
- 難しいダイエットはしたくない。
そんな人に糖質制限ダイエットはうってつけですね。
とにかくご飯は食べずにお肉や魚、野菜を食べるっていうのは負担も少ないし、わかりやすい。
でも、そんな糖質制限ダイエットにはちょっとした落とし穴があるんです。
それは痩せないことです。
糖質をちょっと制限したくらいでは、脂肪は燃えないし、蓄積も防げません。
でも体重減ったよ?っていう人もいますが、それも実は大きな落とし穴です。
体重が減ったのは脂肪が減ったからではないんです。
その辺を踏まえて、今回は糖質制限ダイエットでは痩せない理由についてお話ししていきます。
糖質制限ダイエットとは
糖質制限ダイエットには大きく分けて2つあります。
それは
- 低炭水化物ダイエット
- ケトジェニックダイエット
です。
順番に解説します。
低炭水化物ダイエット
炭水化物の摂取量を減らすダイエットです。
とくに主食のご飯を納豆や肉に置き換えたりしますね。
糖質制限ダイエットというと、大体これです。
ご飯を食べなかったりと手軽に始められる特徴があります。
ケトジェニックダイエット
ケトジェニックダイエットはボディービルダーにやっている人が多いイメージですね。
ほぼ完全に炭水化物をカットします。糖によるエネルギー源をなくすことで脂肪燃焼によるエネルギー消費をするダイエットです。
この状態をケトーシスっていいます。
このダイエットは意外と難しいです。
糖質の量はかなり制限されるのでご飯どころかキャベツの糖質まで気にするレベルです。もちろん根菜は完全に食べられません。
さらに問題は他にもあります。
糖質をカットすると脳へのエネルギーが制限されるんです。
そこで使われるのがMCTオイル。いわゆる中鎖脂肪酸です。
中鎖脂肪酸は脂質のなかで唯一脳のエネルギーになります。
なのでこれを飲まなきゃいけないんですけど、MCTオイル飲むとけっこう下痢をします。
さらに、糖質をとれないと食物繊維が摂取できないので便秘にも悩まされます。
ケトジェニックダイエットってけっこう大変なんですよ。
糖質制限ダイエットで痩せない理由
ケトジェニックダイエットは結構痩せます。
ですが、緩い糖質制限ダイエットは基本的に効果は無いです。
というのも緩い制限じゃケトーシス状態にはならないので脂肪燃焼はしません。
ケトーシスでもない限り基本的に人の体重が減るのは、消費カロリー>摂取カロリーの時だけです。
でも体重減ったよ?という人もいますよね。
そこは糖質制限の落とし穴です。
糖質制限で減るのは主に水分
糖質制限をしていると、体内の糖質が減ります。
この糖質はグルコースというんですが、糖単体ではなく、水と一緒に体内に貯蔵されているんです。
で、糖質が減っていくと水分が抜けて体重が減るんです。
つまり本当に減らしたい脂肪は減っていないんです。
よく糖質制限で停滞期といわれるのがありますが、基本的に脱水です。
というか、この状態で運動するのは危険です。
そして糖質を食べるようになれば、また水分が体に入ってくるのであまり意味はありません。
糖質制限で自然に摂取カロリーが減ることもある
ただし、糖質を制限をすることのメリットもあります。
それは代わりにたんぱく質を摂取する量が増えるからです。
たんぱく質の摂取量が増えると、人の食欲は収まります。
なので自然と摂取カロリーがへります。
これが摂取カロリー<消費カロリーになれば痩せます。
なので、糖質を制限するよりは積極的にたんぱく質を摂取することをおすすめします。
まとめ
- ゆるい糖質制限ダイエットは痩せない&脱水のリスクがある。
- 高たんぱく質な食事は自然と食欲が収まる。
- なので積極的にたんぱく質をとることが大切